埼玉県の北西部に位置し、南部は山、西部は川、北部は平野が広がっています。北は上里町、東は本庄市、南は秩父市、皆野町、西は神流川を挟んで群馬県藤岡市に接しています。神流川の形成した豊かな扇状地が広がり、有史以前から開けた豊饒の地と言えるでしょう。
明治になると、養蚕や製糸によって神川町は開花の時代を迎え、日本の近代蚕糸業に大きく貢献した木村九蔵など優れた養蚕改良家も輩出しました。近年は、首都圏85km内という恵まれた立地条件を生かして、生産性の高い土地利用型農業や集約農業が進められています。また、工業においては、関越自動車道に接する立地条件の良さもあり、工業団地への企業誘致や地元企業の育成など順調な発展をみせています。