笠岡市は、岡山県の西南部に位置し、西は広島県福山市と隣接しています。
気候的にも温暖で雨が少なく、地形的にも平野が少ないため、"水と土地を求めて"の歴史でした。
土地については、干拓や埋め立てを行うことによってまかない、特に平成2年3月には、広大な笠岡湾干拓地が完成し、大規模機械化農業の基地として期待されています。
水については、大きな川もないことから、夏の渇水時には慢性的な水不足になるなど、先人たちは大変苦労してきました。
しかし、笠岡湾干拓事業に伴い、倉敷市を流れる高梁川から導水管を引いてくることにより、全世帯(離島含む)に水道水を給水することができました。
観光面においては、風光明媚な笠岡諸島を有しており、夏には海水浴客でにぎわいます。
また世界でひとつしかないカブトガニ博物館では、カブトガニに関する展示はもちろん、その研究も行われています。