全町域が起伏に富んだ複雑な地形をなしており、平たん地はほとんどなく、JR東海道本線を境にして、北部と南部に区分することができます。
北部は、小田原市と湯河原町に接し、箱根火山の山麓部であり、主として星ヶ山に源を発する岩沢川に沿う地域です。この北部の高地部分は、一部で石材採掘が行われていますが、そのほとんどは森林に覆われており、約1kuは自然環境保全地域となっています。山裾の緩斜面には、樹園地が広がっており、みかんの栽培が行われてます。最近、JR真鶴駅裏地区及び岩字馬場地区を中心に住宅が増加し、新興住宅地を形成しています。
南部は、相模湾に面しており、箱根外輪山の岐脈が遠く突出し、真鶴半島を形成し、美しい自然景観をつくり出しています。この半島部分と東部の新島高地との中間に広がっている南東斜面が本町の中心となっており、この地域は、更に小起伏により、真鶴地区と岩地区に分かれています。