南房総の玄関口に位置し、西にある東京湾、北に名山鋸山と、周囲を海と山に囲まれた鋸南町は温暖な海洋性気候と東京に近い地理的好条件に恵まれ農業・水産業及び風光明媚な海岸線は房州海水浴発祥の地でもあるように古くから海水浴場として栄えてきました。 また海岸よりは、山間部にかけての緑豊かな山系、北部には、名刹日本寺や東洋一の大仏を有す標高329mの観光メッカ鋸山がそびえています。
町名の「鋸南」はこの鋸山の南に位置することに由来し町は昭和34年勝山町と保田町の合併で誕生しました。
日本三大水仙生産地や、出荷全国一の食用ナバナが3月から5月にかけ絨毯を敷いたように咲き、四季折り折りの彩で親しまれてきた景勝の地であります。
「見返り美人」で有名な浮世絵の創作者菱川師宣の誕生の地であり、源頼朝が上陸し、兵を立て直し天下を治めた伝説の地。 小林一茶、夏目漱石、徳富蘆花、若山牧水、獅子文六らが愛した文化人の里、鋸南。ここには、しばしの散策にも先人の夢の香に酔えるひとときがある町です。